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からだ の こと

健康を損なうことには きっと いろんな意味があるんです。
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わたしは 毎日、自分の体に調子を尋ねながら生活している。
健康なことは、当たり前だと思っていた。 6年前までは。
結婚して、しばらく経ってから どうも体調がおかしい…
めったに行かない病院へ行ってみると、『若年性慢性関節リュウマチ』。
その、おじいちゃん先生は「一生、薬で抑えながら付き合っていく病気です」と
おそろしいことを 平気な顔して言った。

リュウマチになって 7年目。
東洋医学の療法を選んで、今は薬酒(上の写真の黒い液体)と鎮痛剤を
飲んでいる。あとは、日々の食事に気をつけ、適度な運動をすること。
今年は本当に泣かされた。
痛みを感じているのはいつもだけど、我慢できる範囲を超える痛みがやってきた。
関節が変形しているのは、見える部分では右手の指だけなので
見かけはきっと健常者に見える。
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ことしの春頃から、階段はもちろん、小さな段差の昇降さえ急に困難になってきた。
足、特に膝と足首の腫れと痛みがひどく、朝起きると立ち上がれない…
これには相当落ち込んだ。今まで進行が遅く、リュウマチにしては軽度だと
思っていたのに。
駅の階段の上り下りができない… 大好きだった仕事も辞めてしまった。
普通のバッグを持って移動するのでさえつらい。重いものなんてとても持てない。
高熱を出したりして、精神的にもすっかり疲れ、体重は激減。
落ち込んだわたしを いつも励まし、そばで見ていてくれるのは、やっぱり家族。
ダンナさんだった。

わたしがリュウマチだと分かったとき、きっと彼もショックだったに違いない。
でも、痛みが増していくにつれて甘えが出るわたしを見て、イヤになることが
多々あったようだ。
夫婦は鏡。 わたしの態度を受けて、ダンナさんもそれなりの思いが態度に出る…
ずっとこんな風にして生活していくのかとわたしはリュウマチになったことを
憎く思っていた。

でも数年たって、ある日気づいた。お互いを思いやって生活していることに。
病気に負けたら終わりなんだと、改めて気づいた。
甘えていてはダメなんだ。いつも一生懸命じゃないと!
ダンナさんは症状が酷くなってきたわたしが 少しでも楽に生活できるようにと
家の階段に手すりを付けてくれたり、車の乗り降りがしやすいようにと廃材で
ステップを作ってくれたり、本当によくしてくれる。
今のわたしの彼に対する思いは、『感謝』という言葉では足りない。
ダンナさんに何かあったら、わたしのできることは何でもしよう。
痛みは辛いけれど、わたしがリュウマチになったことには少なからず意味がある。
今はなんとかそう思えるようになった。
調子の良い日は、外に出よう。一歩でも多く歩いてきっと良くなる!と信じよう。


この日記を始めるときに、絶対、闘病日記にはしたくない!という
思いがあったので、たまーに、体調のことを書くくらいにしようと思っています…

長~い日記、読んでいただいてありがとうございました!
by aapyon | 2006-12-12 14:27 | からだ


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